ピース・又吉さん、「文学を語る」テーマに奈良・生駒で講演

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初の純文学作品『火花』（文芸春秋）が
３５万部の売れ行きとなり話題を集めている
人気お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが
「文学を語る」をテーマに、生駒市のたけまるホールで講演した。

自身の読書体験をユーモアを交えて紹介し、
約９００人の参加者をわかせた。

　

又吉さんはバラエティー番組のほかライブ、経済番組の司会など、
幅広く活動。エッセーや俳句の執筆なども手がけている。
２８日、生駒市図書館が本や読書の魅力を伝えるため
定期的に開催している「図書館文学作家講演会」の講師として招いた。

　

又吉さんは講演で読書について「普段、言葉に表せない
漠然とした思いが何であるかを教えてくれる『感覚の確認作業』」とし、
「自分ではない誰かや、その考えを得られるのはすごく大きい」と
本から学べる多様性にも言及した。

　

太宰治の『人間失格』を１００回以上再読しているといい、
「気になる部分は毎回違い、必ず新たな発見があるのが再読の面白さ」と話した。

　

『火花』を読んだという奈良市在住の大阪府立大工学部２年、
鍵岡栄麗佳さん（２０）は「予想していたほど難解ではなく、
又吉さんの人柄を身近に感じられる作品だった。
講演会も共感できる話がたくさんあった」と話していた。

ピース 又吉直樹
プロフィール：http://search.yoshimoto.co.jp/talent_prf/?id=503
twitter：@matayoshi0

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